この研究は、成獣のモルモットに、50 Hz、1.5 mTの連続的または断続的磁界へのばく露を、1日4時間で4日間継続し、その影響を調べた。血漿、肝臓、脳組織におけるマロンジアルデヒド(MDA)、グルタチオン(GSH)、一酸化窒素(NO)レベルとミエロペルオキシダーゼ(MPO)活性を分光光度計で測定した。その結果、断続的磁界は、血漿脂質過酸化に影響を与えた;連続的磁界は、血漿MPO活性とNOレベルに影響を与えた;断続的および連続的な磁界ばく露のどちらにおいても、肝臓組織での脂質過酸化が増加した;以上の知見は、断続的および連続的磁界ばく露の両者は異なる方法でさまざまな組織に影響を与えることを示唆している、と報告している。
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for 4 h/day on 4 days |
ばく露の発生源/構造 | |
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ばく露装置の詳細 | Helmholtz coil with a diameter of 42.75 cm and 154 turns of insulated copper wire; plexiglas animal cage placed at the center of the coil |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 1.5 mT | - | 測定値 | - | - |
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | intermittent 2 h on - 2 h off - 2 h on - on 4 days |
ばく露の発生源/構造 |
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測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 1.5 mT | - | 測定値 | - | - |
間欠的な磁界ばく露は血漿の脂質過酸化(血漿マロンジアルデヒドの増加)に対して効果的であったのに対し、連続的な磁界は血漿ミエロペルオキシダーゼ酵素活性及び一酸化窒素レベルを上昇させた。スルフヒドリル基の量に対するばく露の影響はなかった。
脳のマロンジアルデヒドのレベルは、対照群と比較して、どちらのばく露群でも低下した。脳のグルタチオンのレベルは間欠ばく露では低下し、連続ばく露では上昇した。脳のミエロペルオキシダーゼ酵素活性は間欠ばく露後に上昇した。
間欠的及び連続的な磁界ばく露のどちらにも、肝組織での脂質過酸化の上昇が認められた。肝臓のミエロペルオキシダーゼ酵素活性はどちらのばく露群でも低下した。
データは、間欠的及び連続的な磁界ばく露は各種組織において、組織の抗酸化状態および応答のため、異なる形で影響することを示している。
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