この研究は、短期および長期の磁界ばく露が、細胞構造組織化(サイトケラチンまたはアクチン検出)、増殖(ブロモデオキシウリジン取り込みおよびヨウ化プロピジウム染色)、コロニー形成能力および生存力(トリパンブルー排除試験)に影響するか否かを、増殖速度が速いMCF-7(ヒト乳がん由来)または増殖速度が遅い正常ヒト線維芽細胞(健康なドナー由来)を用いて調べた。ばく露には、20または500μTの正弦波50 Hz磁界を用い、ばく露時間は1〜4日であった。その結果、短期(1日)および長期(4日)でも、どちらの磁界強度でも、磁界ばく露を受けたMCF-7において、増殖および生存力、コロニーの数およびサイズ、あるいは細胞周期よる細胞分布への影響はなかった;また、細胞形態およびサイトケラチンの細胞内分布ならび量も変化しなかった;同様に、正常なヒト線維芽細胞においても、アクチン分布および増殖能力での変化は観察されなかった、と報告している。
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | 24, 48, 72, 96 h |
ばく露の発生源/構造 | |
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チャンバの詳細 | thermostatic walk-in chamber 3,5 x 3 x 2,8 m |
ばく露装置の詳細 | 2 sets of 4 pairs of vertically arranged rectangular coils (spacing 320-250-320 mm) |
Additional information | coils 900x700mm wound on PVC frame, 50 turns external , 25 turns internal |
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