研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[パルス電磁界にばく露したマウスの抗酸化酵素に関する研究] med./bio.

Studies on antioxidant enzymes in mice exposed to pulsed electromagnetic fields

掲載誌: Ecotoxicol Environ Saf 2007; 66 (2): 287-289

この研究は、体重30-35gの56匹の雌のアルビノマウスを用い、パルス電磁界PEMF)が血液の抗酸化に与える影響を調べた。動物対照群ばく露群に分けた。ばく露群は、50Hz、2mTのPEMFばく露を、毎日8時間(09:00から17:00まで)、90日間受けた。対照群およびばく露群の血液を、実験45、60、90日目に、ヘパリン処理したチューブに採取し、赤血球マロンジアルデヒドのレベルおよびスーパーオキシドジスムターゼグルタチオンペルオキシダーゼカタラーゼ、およびグルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼの活性を測定した。その結果、所定の期間、所定の磁界の大きさでのPEMFの慢性ばく露酸化損傷を引き起こさないことが明なった、と報告している。

研究目的(著者による)

慢性的(90日間)、強度が2mTの50Hzのパルス電磁界によって脂質過酸化が生じるかどうかを調べること。

詳細情報

マウスをばく露し、45、60、90日目に血液を採取した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
Modulation type: pulsed
ばく露時間: repeated daily exposure, 8 h/day for 90 days

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • pulsed
ばく露時間 repeated daily exposure, 8 h/day for 90 days
Modulation
Modulation type pulsed
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • five coils placed equidistant from each other
ばく露装置の詳細 Mice were placed into four different compartments in the EMF device with seven mice in each compartment. Control group mice were placed into identical cages.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 2 mT unspecified 指定なし - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露中

研究の主なアウトカム(著者による)

データは、所与の期間及び強度で慢性的に印加したパルス電磁界はマウスに酸化損傷を生じないことを示した。

研究の種別:

研究助成

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