静磁界(SMF)の生物影響を説明するために、SMFにばく露されたマウスの肝臓、腎臓、心臓、肺、脳内の脂質過酸化反応を調べている。四塩化炭素(CCI4)で治療された肝臓毒素に対するSMFばく露の影響も調べた。肝臓は3,6,24,48時間のSMFで4.7Tで著しく増加した。対照群と比べて、腎臓、心臓、肺と脳に変化はなかった。CCI4注入とSMFの組合わせばく露は、単独での治療よりも肝臓での脂質過酸化に影響が大きく出た。CCI4よるGOTとGPTの活動もSMFで増加した。強SMFばく露はマウスの肝臓に脂質過酸化反応を増加させ、CCI4投与による肝細胞毒性も促進された。
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