この研究は、成獣オスのSprague-Dawleyラットの性ホルモンおよびその他の生殖能パラメータに対する超低周波(ELF)磁界の影響を調べた。成獣オスのラットは、連続した18週間、50 Hz正弦波磁界(約25 μT(rms))のばく露を受けた。その結果、ばく露を受けたラットの絶対体重および精巣の重量に有意な影響はなかったが、精嚢および包皮腺の重量は有意に減少した;同様に、ばく露群では精子数の有意な減少が観察された;18週間のばく露期間中、オスの卵胞刺激ホルモン(FSH)の血清レベルに有意な影響はなかった;その一方、オスの黄体形成ホルモン(LH)の血清レベルは18週間ばく露後に有意に上昇し、テストステロンレベルはばく露期間の6週間ばく露および12週間ばく露後にのみ有意に低下した、と報告している。
ばく露 | パラメータ |
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ばく露1:
50 Hz
ばく露時間:
continuous for 18 weeks
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周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for 18 weeks |
ばく露の発生源/構造 |
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チャンバの詳細 | Two identical exposure systems were built, one for exposure and one for the control animals. The exposure system and the control system were separated by 3.5 m to reduce any stray fields. Rats were randomly split in two cages (48 x 26 x 15 cm; length x breadth x height) made of polypropylene. Control rats were placed in two cages located in the center of the control system (without magnetic field). |
ばく露装置の詳細 | The magnetic field was arranged and produced by sets of rectangular coils similar to that reported by Juutilainen et al. [1987] publication id 3704. Details of the experimental set up have been reported by Al-Akhras et al. [2001] publication id 6741 and Elbetieha et al. [2002] publication id 8513. |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 25 µT | effective value | 測定値 | - | ± 1 µT |
ばく露群の絶対体重及び精巣の重量に対する有意な影響はなかった。但し、ばく露群の精嚢及び包皮腺の重量は有意に減少した。
ばく露群では精子数の有意な減少が認められた。
更に、18週のばく露期間中の雄の卵胞刺激ホルモンの血清レベルに有意な影響はなかった。他方、18週間のばく露後の雄の黄体形成ホルモンの血清レベルには有意な増加が認められたが、テストステロンのレベルは6週間及び12週間後にのみ有意に減少した。
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