この研究は、発電所作業者の炎症誘発性サイトカイン及び血液学的パラメータに対する超低周波(ELF)電磁界の影響を調べた。ばく露群として発電所作業者112人、非ばく露群として138人を調査対象に含めた。IEEE C95.3.1規格に準拠したスポット測定により、磁束密度及び電界強度を判定した。全ての被験者について、炎症誘発性サイトカイン(血清インターロイキン-1β(IL-1β)、インターロイキン-6(IL-6)、腫瘍壊死因子-α(TNF-α))ならびに血液学的パラメータを測定した。その結果、ばく露群では非ばく露群と比較して、IL-1β及びIL-6の平均レベル、白血球数、赤血球数、リンパ球%、平均赤血球容積、血小板数、プロカルシトニンが有意に高かった。磁界ばく露レベルが最も高かった技術者では、他の群と比較して、IL-6、IL-1βの平均血清レベル、ならびに幾つかの血液学的パラメータ(白血球数、赤血球数、リンパ球%、ヘマトクリット)が高く、線形の関連が認められた。ELF電磁界への長期ばく露は、炎症誘発性サイトカイン産生を刺激し、幾つかの血液学的パラメータを高めることで、恐らく免疫応答に影響する、と著者らは結論付けている。
ばく露 | パラメータ |
---|---|
ばく露1: | |
ばく露2: | |
ばく露3: | |
ばく露4: | |
ばく露5: |
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