この横断研究は、発電所労働者132人(ばく露群)及びその他の労働者143人(非ばく露群)において、睡眠の質、ストレス、抑うつ及び不安に対する、超低周波(ELF)電磁界への慢性ばく露の影響を調べた。職場におけるELF電磁界の強度は、IEEE C95.3.1規格を用いて測定し、時間加重平均値を計算した。睡眠の質、抑うつ及び不安は、「ピッツバーグ睡眠の質の指標アンケート」及び「抑うつ、不安及びストレススケール」で測定した。その結果、ばく露群で非ばく露群よりも睡眠の質が有意に低かった。また、抑うつがより深刻であった(P = 0.039)。ELF電磁界へのばく露の増加は、ストレス、抑うつ及び不安の増加と直接的かつ有意に関連していた。ばく露レベルが最も高い技師の睡眠の質は、その他のグループよりも有意に低かった。この研究は、ELF電磁界への長期的な職業的ばく露は、抑うつ、ストレス、不安及び睡眠の質の低下につながるかも知れないことを示唆している、と著者らは結論付けている。
グループ | 説明 |
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参照集団 1 | unexposed workers |
集団 2 | exposed workers |
タイプ | 値 |
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合計 | 275 |
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