この研究は、筋骨格障害(MSD)の有病率に対する超低周波(ELF)電磁界への慢性的なばく露の直接的及び間接的な影響を調べた。発電所労働者152人が横断的研究に参加した。IEEE C95.3.1規格に基づいてばく露レベルを測定した。被験者の血清中のスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼ(Cat)、グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)、総抗酸化能(TAC)及びマロンジアルデヒド(MDA)(独立変数)を測定した。北欧筋骨格アンケートを用いてMSDを評価した(独立変数)。その結果、電界及び磁界ばく露の平均値はそれぞれ4.09 V/m(標準偏差(SD)= 4.08)及び16.27 µT (SD = 22.99)であった。SOD、Cat、GPx、MDAレベルの上昇は、MSDと直接的に有意に関連していた。ロジスティック回帰モデルでは、SOD(オッズ比(OR)= 0.952、P = 0.026)、GPx(OR = 0.991、P = 0.048)及びMDA(OR = 0.741、P = 0.021)がMSDの有意な予測因子であった。ELF電磁界はMSDとは直接関連していなかったが、酸化ストレスのレベル上昇はMSDを生じるかも知れない、と著者らは結論付けている。
ばく露の発生源/構造 |
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ばく露装置の詳細 | workers were asked to briefly describe their workstations and the amount of time that they spent at them; measurements were done at these spots, and the 8 h time‐weighted average of exposure to magnetic fields and electric fields was calculated |
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