【目的】変電所(TS)および電撃防止エンクロージャ(EE)の上部または接近した場所 にあるオフィスで働くスタッフの磁界(MF)ばく露を系統的に評価すること。【方法】Narda EFA-300と等方性磁界プローブを用いて、合計500人以上の従業員を雇用する、二つの国立銀行と一つの工業会社の職場における短期スポット測定を実施した。【結果】上述の職場環境で、最高で数10μT の超低周波(ELF)磁界が測定された。MFs測定値の25%は0.3 μT(これは、スタッフが自宅で受けるバックグラウンドばく露レベル)を下回った。75%は0.3μTを上回り、最高値は6.8 μTであった。個人ばく露の平均値と中央値は、それぞれ1.19μT、0.56μTと計算された。白血病リスクと0.2 μT 以上の平均磁界との統計学的に有意な関連を報告した疫学研究に基づけば、スタッフの大半(83%)はリスクのある状況下 に置かれている。【結論】労働者が職業関連の電磁界発生源へのばく露により障害を受ける可能性を最小限にするために、リスク評価を検討すべきであることを今回の結果は示した。
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