この研究では、RF-EMFばく露と非特異的症状及び耳鳴との関連を、1375人を対象にアンケートを用いた前向きコホート研究で調査した。遠方界への環境ばく露は検証済みの予測モデルを用いて予測し、近傍界ばく露は、携帯電話とコードレス電話使用についての自己申告、及び携帯電話事業者のデータを収集した。ベースラインのばく露、または、ベースラインとフォローアップのばく露における変化が、健康スコアにおける変化と関連していたかどうかを調べた。この結果、RF-EMFばく露と非特異的症状または耳鳴との関連は観察されなかったと結論している。
ベースラインのアンケート調査を2008年に、フォローアップを1年後に実施した。直前の4か月間の非特異的な体調不良を以下のアンケートで評価した:von Zerssen体調不良リスト及び頭痛インパクト検査。
QUALIFEX研究の更なる結果は、Röösli他(2010) 及び Mohler他(2010) に発表している。
グループ | 説明 |
---|---|
参照集団 1 | 遠方界の個人ばく露の合計: < 50thパーセンタイル |
集団 2 | 遠方界の個人ばく露の合計: 50th-90thパーセンタイル |
集団 3 | 遠方界の個人ばく露の合計: > 90thパーセンタイル |
参照集団 4 | 固定送信装置への遠方界ばく露: < 50thパーセンタイル |
集団 5 | 固定送信装置への遠方界ばく露: 50th-90thパーセンタイル |
集団 6 | 固定送信装置への遠方界ばく露: > 90thパーセンタイル |
参照集団 7 | 近傍界ばく露:事業者のデータに基づく携帯電話使用: < 50thパーセンタイル |
集団 8 | 近傍界ばく露:事業者のデータに基づく携帯電話使用: 50th-90thパーセンタイル |
集団 9 | 近傍界ばく露:事業者のデータに基づく携帯電話使用: > 90thパーセンタイル |
参照集団 10 | 近傍界ばく露:自己申告の携帯電話使用: < 50thパーセンタイル |
集団 11 | 近傍界ばく露:自己申告の携帯電話使用: 50th-90thパーセンタイル |
集団 12 | 近傍界ばく露:自己申告の携帯電話使用: > 90thパーセンタイル |
参照集団 13 | 自己推定のばく露: < 50thパーセンタイル |
集団 14 | 自己推定のばく露: 50th-90thパーセンタイル |
集団 15 | 自己推定のばく露: > 90thパーセンタイル |
タイプ | 値 |
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合計 | 4,000 |
適格者 | 3,763 |
参加者 | 1,375 |
参加率 | 37 % |
評価可能 | 1,124 |
フォローアップの参加者1124人(82%)
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