[ELF磁界ばく露はマウスのマクロファージにおける酸化還元に関するタンパク質発現を変調させる] med./bio.

Exposure to ELF magnetic fields modulate redox related protein expression in mouse macrophages

研究目的（著者による）

詳細情報

影響評価項目

• 細胞機能: マクロファージの活性化（活性酸素種の形成及びタンパク質の発現：酸化還元の恒常性に関与するタンパク質のレベル、ストレス応答タンパク質のレベル、シグナル伝達経路の成分）

ばく露

• • 50/60 Hz (AC)
  • 磁界
  • 低周波電磁界

詳細を見る 詳細を閉じる

方法 影響評価項目／測定パラメータ／方法

• 分子生合成: 酸化還元の恒常性及びエンドサイトーシスのプロセスに関与するたんぱく質のレベル（NADPHオキシダーゼ複合体サブユニットgp91phox、クラスリン重鎖、アダプチンアルファ）、ストレス応答（Hsp70及びHsp10の発現）、シグナル伝達経路（ホスホイノシチド-3-キナーゼ、プロテインキナーゼB、プロテインホスファターゼ）（ウェスタンブロット及びフローサイトメトリ）；活性酸素種の形成（ジヒドロローダミン染色；フローサイトメトリ）
• 細胞機能: マクロファージの活性化（異なるタンパク質のレベル（「分子生合成」を参照））

研究の主なアウトカム（著者による）

研究助成

• VERUM Foundation (Stiftung für Verhalten und Umwelt), Germany

関連論文

• Antonia P et al. (2020): [短いELF-EMFばく露はTHP-1細胞におけるSIRT1/Nrf2/HO-1シグナル伝達を標的とする]
• Hong MN et al. (2012): [超低周波磁界はMCF10A細胞に酸化ストレスを生じない]
• Basile A et al. (2011): [50Hz電磁界ばく露はメラノーマ細胞の抗アポトーシスタンパク質BAG3のレベルを上昇させる]
• Akan Z et al. (2010): [超低周波電磁界は単球由来マクロファージの病原体に対する免疫応答に影響する]
• Morabito C et al. (2010): [CSC12筋細胞における超低周波電磁界による酸化還元状態及びカルシウム処理の変調：リアルタイムの単細胞アプローチ]
• Di Loreto S et al. (2009): [50Hzの超低周波磁界ばく露はラットの皮質ニューロンに酸化還元及び栄養応答を生じる]
• Frahm J et al. (2006): [50 Hz磁界ばく露後のマウスのマクロファージにおける細胞機能の変化]
• De Nicola M et al. (2006): [酸化還元の変化を介するアポトーシスを磁界は防護する]
• Simko M et al. (2004): [In vitroでの細胞応答エフェクターとしての低周波電磁界：免疫細胞活性の可能性]
• Rollwitz J et al. (2004): [50Hz磁界はマウス骨髄由来の前単球およびマクロファージでのフリーラジカ生成を誘導する]
• Lupke M et al. (2004): [ヒト臍帯血液由来単球およびMomo Mac 6細胞内の活性酸素中間体を放出するための50 Hz磁界の細胞活性化能力]
• Simko M et al. (2001): [マウスのマクロファージにおける食作用とフリーラジカル産出の50Hz電磁界による刺激]