この研究は、健康で新鮮な受精した白色レグホーンニワトリ卵(55〜65 g)に、超低周波(50 Hz)磁界(ELF-MF:ばく露時間24時間、磁束密度1.33〜7.32 mT)のばく露を与え、ニワトリ胚の発達への影響を調べた。その結果、ばく露群において異常率の増加は見られなかったが、そのことが有意であったのは磁束密度4.19、5.32および5.86、6.65 mTのばく露に限られた;アリザリンレッドSおよびアルシアンブルー8GX染色により、肋骨過剰、肋骨および椎骨の欠損、無尿および異常なくちばしなどが一部の胚で見られた; 9日間の孵卵後の卵の重量には、対照群、擬似ばく露群、ばく露群の間に有意差はなかった;胚の重量は、対照群および擬似ばく露群と比較して、4.39および5.52 mTばく露群で有意に低下したなど、影響には磁束密度のウインドウ効果が見られた、と報告している。
ばく露 | パラメータ |
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ばく露1:
50 Hz
ばく露時間:
continuous for 24 h
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周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for 24 h |
ばく露の発生源/構造 |
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チャンバの詳細 | The coil was placed in an east west direction, inside the incubator. |
ばく露装置の詳細 | In each experiment, 5 eggs were placed inside the coil with their long axis parallel to the embryo`s long axis and perpendicular to the egg`s long axis. Sham exposure group was placed inside the coil but in the absense of MF. Control group was placed outside the coil. |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 7.32 mT | maximum | 計算値 | - | 6.90 mT, 6.65 mT, 5.86 mT, 5.52 mT, 5.32 mT, 4.39 mT, 4.14 mT, 3.39 mT, 2.93 mT, 2.76 mT, 2.66 mT, 1.46 mT, 1.38 mT and 1.33 mT |
磁束密度 | 7.32 mT | maximum | 計算値 | - | 6.90 mT, 6.65 mT, 5.86 mT, 5.52 mT, 5.32 mT, 4.39 mT, 4.14 mT, 3.39 mT, 2.93 mT, 2.76 mT, 2.66 mT, 1.46 mT, 1.38 mT and 1.33 mT |
対照の胚と比較して、4.19、5.32、5.86、及び6.65mTの磁束密度でのばく露後に、異常な胚の割合に有意差が認められた。骨格調査では、余分な肋骨、肋骨及び脊椎の欠陥、くちばしの異常を示す胚が幾つかあった。
9日間のインキュベート後、対照、偽ばく露群及びばく露群の卵の重量には有意差はなかった。頭臀長、及びくちばし-後頭骨長への影響はなかった。対照及び偽ばく露群の胚と比較して、4.39及び5.52mTばく露後に、胚の重量の有意な低下が認められた。
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