この研究は、50Hz磁界(MF:ピーク-ピーク値14 μT)への長期ばく露を受けたCBA / Caマウスの赤血球細胞の染色体への影響を、フローサイトメトリに基づく小核アッセイを用いて調べた。2つの異なる実験を行なった;(a) 出生前の18日間、子宮内マウスへのばく露、(b) 成獣マウスへの18日間ばく露。実験(a)では、ばく露終了から35日後に、ばく露群(n = 20)および擬似ばく露群(n = 20)の各マウスから末梢血を採取し、個体あたり約200000個の多染性赤血球(PCE)および200000個の正色性赤血球(NCE)を分析した。実験(b)では、ばく露終了時に末梢血を採取し、同様に、PCEおよびNCEにおける小核を分析した。その結果、実験(a)でも実験(b)でも、擬似ばく露群に比較して、磁界ばく露群で、PCEまたはNCEでの小核頻度に有意な変化はなかった;また、ばく露群と擬似ばく露群の間に、PCEの割合に差はなかった、と報告している。
本研究には異なる2つの実験が含まれた:1) 成獣マウス20匹(7-8週齢、雌雄各10匹)を18日間ばく露、2) 妊娠18日目の胎児20匹を子宮内でばく露。ばく露終了の35日後、子宮内でばく露した仔から末梢血を採取し、多能性赤血球系幹細胞に対してばく露が遺伝毒性作用を有するかどうかを判定した。
陽性対照にはガンマ線照射したマウスを用いた。
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | 18 days (exposed or sham exposed) |
Additional information | Reference article: Svedenstal BM, Johanson CJ, Leukocytes and micronucleated erythrocytes in peripheral blood from mice exposed to 50 Hz or 20 kHz magnetic fields. Electro- and megneto-biology 17:127-143, 1998 |
ばく露の発生源/構造 |
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チャンバの詳細 | cages in different racks equipped with current coils |
Additional information | sham exposure mice placed in identical racks |
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