磁界はサイトカイン産生及び一部の免疫系の遺伝子発現を変化させることが示されていることから、この研究は、免疫系の予防接種の前後での2つの重要な炎症性サイトカイン(インターロイキン(IL)-1β及びIL-23)を調べた。また、体液性免疫における3つの重要な遺伝子(Bリンパ球誘導成熟タンパク質1(BLIMP-1)、Xボックス結合タンパク質1(XBP-1)、インターフェロン調節因子4(IRF-4))の発現を予防接種後に評価した。雄の成獣ラット8匹を4つのばく露群(1、100、500、2000 μT、50 Hz、2時間/日、2か月間)及び対照群に割付けた。ばく露の31、44、58日目にラットにヒト血清アルブミン(100 μg/匹)を注射した。サイトカインの血清レベルを酵素結合免疫吸着法(ELISA)で測定し、遺伝子発現を逆転写酵素定量的ポリメラーゼ連鎖反応法(RT-qPCR)で評価した。その結果、1及び100 μTばく露群では、予防接種前のIL-1βの血清レベルが減少した。対照的に、100 μTばく露群では、予防接種後のIL-23の血清レベルが増加した。予防接種後と比較した場合、予防接種前では、いずれの群でもIL-1β及びIL-23の血清レベルに変化は認められなかった。更に、100 μTばく露群では、BLIMP-1、XBP-1及びIRF-4の発現が下方制御された、と著者らは報告している。
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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ばく露時間 | 2 hours/day for 2 months |
ばく露の発生源/構造 | |
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ばく露装置の詳細 | exposure system consisted of solenoids (lengths 2 m, internal diameters 40 cm) coiled with different turns of copper wires (diameter 2 mm) around polyvinyl chloride cylinders; the combination of different turns of wires with different electrical potential in each solenoid produced a different magnetic flux density for each exposure group |
Sham exposure | A sham exposure was conducted. |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 1 µT | - | 測定値 | - | - |
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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ばく露時間 | 2 hours/day for 2 months |
ばく露の発生源/構造 |
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測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 100 µT | - | 測定値 | - | - |
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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ばく露時間 | 2 hours/day for 2 months |
ばく露の発生源/構造 |
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測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 500 µT | - | 測定値 | - | - |
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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ばく露時間 | 2 hours/day for 2 months |
ばく露の発生源/構造 |
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測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 2,000 µT | - | 測定値 | - | - |
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