この研究は、ELF磁界にばく露したラットにおける前炎症性及び調節性サイトカインの血漿濃度、ならびに血液学的パラメータの変化を評価した。雄のWistarラットを、50 Hz、7 mTの正弦波ELF磁界に1時間/日で7日間、または24時間連続でばく露した。対照群は、それぞれ1時間/日で7日間、または24時間連続で擬似ばく露した。血液サンプルから取得したサイトカイン(インターロイキン(IL)-1β、IL-2、IL-6及びIL-10)の血漿レベルを、酵素結合免疫吸着法(ELISA)を用いて判定した。採取直後の全血サンプルにおける血液パラメータの変化を、自動血液分析装置を用いて判定した。その結果、単回の24時間連続ばく露では、IL-1β、IL-6及びIL-2の血漿レベルの有意な上昇、ならびに白血球細胞、リンパ球、ヘモグロビン、ヘマトクリットのレベル等の血液パラメータの上昇が認められた。対照的に、1時間/日、7日間の反復ばく露では、サイトカインの血漿レベルまたは血液学的パラメータに変化は生じなかった。これらのデータから、ばく露時間(量‐反応)が、特に細胞レベルでの免疫応答に重要な役割を担っている、と著者らは結論付けている。
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for 24 hours |
ばく露の発生源/構造 | |
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チャンバの詳細 | plexiglas cage (one animal per cage, 6 cm x 11 cm x 21 cm) |
ばく露装置の詳細 | exposure was carried out in a solenoid (19 cm inner diameter and 21 cm in length); force lines were parallel to the long axis of the animals; distribution of the magnetic field was measured every 1 cm along the main axis of the solenoid and the non-homogeneity of the field within the area containing the animal’s cage was approximately 10%; temperature during the experiments (for all groups) was set to 24 ± 1°C |
Sham exposure | A sham exposure was conducted. |
Additional information | sham exposure apparatus had the same size as exposure system but lacking a coil |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 7 mT | - | 測定値 | - | - |
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | 1 hour/day for 7 days |
ばく露の発生源/構造 |
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Sham exposure | A sham exposure was conducted. |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 7 mT | - | 測定値 | - | - |
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