本研究では、携帯電話使用に関連する頭痛(HAMP)の臨床的特徴を明らかにするため、韓国・ハルリム大学の医学部学生247名を対象に、携帯電話使用および頭痛に関するアンケート調査を実施した(回答者214名;回答率86.6%)。その結果、過去1年間のHAMPが10回を上回ると報告した学生は40名(回答者の18.9%)であった。HAMPは通常、強さは中等度であり、質的には鈍痛または圧痛、携帯電話を使用する側に限定され、長時間のMP使用に誘発され、灼熱感を伴うことが多いといった、定型的な臨床的特徴を示すことが明らかになった。
この調査は、過去1年間に携帯電話使用に関連した頭痛を10回以上経験したと報告した参加者に対する、最初のアンケート調査と、その後の電話インタビューの二つの部分で構成される。携帯電話使用に関連した頭痛は、携帯電話の使用中または使用後1時間以内の頭痛と定義した。
タイプ | 値 |
---|---|
合計 | 247 |
参加者 | 214 |
評価可能 | 212 |
参加者212人において、日常の携帯電話使用の平均時間は33.4±34.5分、日常の携帯電話使用の平均頻度は7.4±6.3回、携帯電話使用の平均期間は5.5±4.0年であった。参加者の212人のうち40人は、携帯電話使用に関連した頭痛を過去1年間に10回以上経験したことを示した。
著者らは、携帯電話使用に関連した頭痛はたいてい、程々の強度、鈍いまたは押し付ける感覚、携帯電話使用と同側の位置、長時間の携帯電話使用による誘発、しばしば灼熱感を伴うといった、ステレオタイプの臨床的特徴を示したことを見出した。
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