Ht以外においては有意差を認めなかった。Htについても溶接工のほうが高くなっており、溶接工が貧血が多いとはいえなかった。血液マーカーについてはCD3、CD4/CD8は有意差を認めなかった。CD4、CD8については溶接工のほうが一般健常人より低くなっていた。 血液学的測定結果についてはヘマトクリットにおいて有意差を認めた。ヘマトクリットはコントロール群で40.5±1.70%、ばく露群では43.5±3.9であった。また免疫学的測定結果はCD4、CD8で有意差を認めた。CD4はコントロール群で68±6.26、ばく露群では53.7±6.51であった。CDはコントロール群で31.61±4.82、ばく露群では27.78±3.92であった。 動物実験では慢性のEMFばく露では120日までは変化がなかった。ヘマトクリットの上昇は正常範囲内であった。また免疫学的検査結果も今回の結果は臨床的には問題がないと思われる。
両群で幾つかの血液学的及び免疫学的パラメータは同等であった。CD4及びCD8のレベル等のTリンパ球表面抗原は、対照群よりも溶接工で低かったが、ヘマトクリットレベルは対照群よりも溶接工で高かった。但し、観察された差は臨床的に有意ではなく、結論として、このデータは超低周波電磁界は溶接工の血液学的及び免疫学的パラメータに影響しないことを示している。
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