医学／生物学の研究 (observational study)

[不妊症治療に通う男性における携帯電話使用の影響：観察研究] med./bio.

Effect of cell phone usage on semen analysis in men attending infertility clinic: an observational study

著者: Agarwal A, Deepinder F, Sharma RK, Ranga G, Li J

掲載誌: Fertil Steril 2008; 89 (1): 124-128

【目的】精液品質の様々な指標に関して、セル方式携帯電話を使用した際の影響を研究すること。　デザイン　：観察研究。　環境　：不妊クリニック。　患者　：不妊診断を経験した３６１人の男性を携帯電話の使用頻度によって４つのグループに分ける。A：未使用、B：１日２時間、C：１日２～４時間、D：１日４時間以上。　診療行為　：なし。　主アウトカム評価基準：精液パラメーター（量、液状化時間、pH、粘性、精子数、運動性、生存能力、形態）　成り行き　：４つの携帯電話使用者グループにおいて、平均の精子数、運動性、生存能力、正常形態を比較することは統計的に重要であった。平均の精子運動性、生存能力、正常形態は、２つの精子数グループ内の携帯電話使用者グループにおいて著しく異なった。上記の４つの精液パラメーターの実験測定値は、携帯電話の日々の照射期間が増加するにつれて、４つの携帯電話使用者グループのすべてにおいて減少した。【結論】携帯電話の使用は、精子数、運動性、生存能力、正常形態の低下を招き、精液の質を低下させる。精液パラメーターの減少は、携帯電話の日々の照射の期間に依存していて、最初の精液の質とは無関係である。

The detailed summary of this article is not available in your language or incomplete. Would you like to see a complete translation of the summary? Then please contact us →

研究目的（著者による）

To assess the effects of cell phone use on various sperm parameters among patients undergoing infertility evaluation at a male infertility clinic.

詳細情報

361 men were divided into four groups according to their cell phone use: group 1: no use; group 2: <2 h/day; group 3: 2-4 h/day; and group 4: >4 h/day.

影響評価項目

生殖系への影響: semen quality

ばく露

- 移動体通信システム
- 携帯電話
- 抽出不可能な

ばく露の詳細情報なし

ばく露を受けた生物:

ヒト

方法影響評価項目／測定パラメータ／方法

生殖系への影響: sperm parameters (volume, liquefaction time, pH, viscosity, sperm count, sperm motility, viability, morphology)

研究対象とした生物試料:

sperms

研究対象とした臓器系:

生殖の

調査の時期:

ばく露後

研究の主なアウトカム（著者による）

The use of mobile phones decreased the semen quality in men by decreasing the sperm count, sperm motility, viability, and the percentage of sperms with normal morphology. The decrease in sperm parameters was dependent on the duration of daily exposure to mobile phones.

研究の種別:

医学／生物学の研究
observational study
full/main study
blind study

研究助成

記載なし／研究助成なし

関連論文

Schauer I et al. (2018): [精子およびホルモンのパラメータに対する精索静脈瘤と携帯電話の複合影響]
Lewis RC et al. (2017): [不妊クリニックの男性患者における自己報告の携帯電話使用と精液パラメータ]
Pandey N et al. (2017): [スイスアルビノマウスでの無線周波放射（900 MHz）による精巣生殖細胞でのDNA損傷および細胞周期停止]
Nakatani-Enomoto S et al. (2016): [ヒト精子に対する1950 MHzのW-CDMA様信号の影響]
Radwan M et al. (2016): [精子DNAの損傷：ストレスおよび日常生活要因の影響]
Zhang G et al. (2016): [中国の重慶市でのMARHCSコホート研究の結果：精液パラメータへの携帯電話使用の影響]
Zilberlicht A et al. (2015): [携帯電話の使用習慣と精子の質：この問題は注目に値するか？]
Zalata A et al. (2015): [ヒト精子の運動性、DNA断片化、クラステリン遺伝子発現に対する携帯電話放射のインビトロでの影響]
Yildirim ME et al. (2015): [何が男性の生殖能力に有害か：携帯電話か、それとも無線インターネットか？]
Gorpinchenko I et al. (2014): [精子の品質に対する携帯電話電磁界直接照射の影響]
Rago R et al. (2013): [携帯電話使用者の精液の品質]
Al-Ali BM et al. (2013): [携帯電話使用と勃起機能]
Avendano C et al. (2012): [Wi-Fiでインターネット接続されたラップトップ・コンピュータの使用はヒトの精子の運動性を低下させ、精子DNAの断片化を増加させる]
Lukac N et al. (2011): [ウシ精子運動性に対する無線周波電磁波のイン・ビトロでの影響]
Gutschi T et al. (2011): [男性の精子のパラメータに対する携帯電話使用の影響]
Falzone N et al. (2011): [ヒト精子の先体反応、頭部の形態、透明帯結合能に対する900 MHz GSM携帯電話のパルス電磁界の影響]
Kesari KK et al. (2010): [マイクロ波ばく露による雄ラットの生殖系への影響]
Falzone N et al. (2010): [携帯電話放射はヒトの精子に前アポトーシス性作用を誘導しない]
Otitoloju AA et al. (2010): [GSM携帯電話基地局からの無線周波数放射にばく露したハツカネズミの精子頭部の異常誘導に関する予備的研究]
De Iuliis GN et al. (2009): [携帯電話放射はin vitroでヒト精子細胞に活性酸素種産生及びDNA損傷を誘導する]
Agarwal A et al. (2009): [ヒト精液に対する携帯電話ＲＦ電磁界の影響：インビトロのパイロット研究]
Falzone N et al. (2008): [ヒト精子のミトコンドリア膜電位および運動性に対する900 MHzGSMパルス波放射のインビトロでの影響]
Dasdag S et al. (2008): [携帯電話ばく露はラットの精子形成のアポトーシスを誘発しない]
Deepinder F et al. (2007): [展望：携帯電話と男性不妊：関係を解剖する]
Yan JG et al. (2007): [ラット精子の運動性に対する携帯電話からの電磁放射の影響]
Fejes I et al. (2007): [仮説：精子への携帯電話使用の安全性]
Erogul O et al. (2006): [ヒト精子に対する携帯電話放射の影響：In vitro研究]
Derias EM et al. (2006): [携帯電話使用の安全性および男性生殖能力に関する懸念の高まり]
Aitken RJ et al. (2005): [男性生殖細胞系列のDNA完全性に対する無線周波電磁界の影響]
Fejes I et al. (2005): [携帯電話使用と精液の質に関連はあるか？]
Ozguner M et al. (2005): [電磁界にばく露した後のラットの生殖器官に対する生物学的および形態学的影響]
Dasdag S et al. (2003): [携帯電話によるマイクロ波へのラットの全身ばく露は精巣に影響しない]
Davoudi M et al. (2002): [精子運動に対する電磁波の影響]
Dasdag S et al. (1999): [携帯電話による全身マイクロ波ばく露とラットの精巣機能]
Akdag MZ et al. (1999): [ラットの精子数、精子形態、睾丸および精巣上体組織に対する長期の低電力密度マイクロ波放射の影響]
Lebovitz RM et al. (1987): [精子形成に対するパルス変調マイクロ波放射と対流熱の影響]
Lebovitz RM et al. (1987): [ラットの急性的なマイクロ波全身ばく露と精巣機能]
Johnson L et al. (1984): [正常およびマイクロ波ばく露したラットにおける生殖細胞の変性：精子形成のさまざまな発達段階における精子形成の速度]
Lebovitz RM et al. (1983): [マイクロ波放射へのばく露後のラットの精巣機能]
Cairnie AB et al. (1981): [2.45 GHｚCWマイクロ波にばく露されたマウス睾丸についての細胞学的研究]