この研究は、磁束密度0.5 mTの50 Hz正弦波磁界ばく露(7日間または14日間)が、2種類のヒト骨肉腫細胞株(MG-63およびSaos-2)の細胞接着分子(CAM)の発現を変動させるか否かを調べた。特に、2つの重要なインテグリン(コラーゲンの受容体であるVLA-2とフィブロネクチンの受容体であるVLA-5)、およびCD44の発現を中心に分析した。細胞表面形態(走査電子顕微鏡)、細胞増殖特性(増殖曲線と細胞周期相分布)、および細胞死(壊死とアポトーシス)も調べた。その結果、MG-63およびSaos-2のどちらにおいても、対照細胞とばく露細胞の間に、表面形態および細胞死の変化は生じなかった;その一方、MG-63細胞において、細胞増殖、それからフィブロネクチンおよびCD44の発現に有意な変化が見られた、と報告している。
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for 7 days |
ばく露の発生源/構造 | |
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チャンバの詳細 | Incubator maintained at 37°C. |
ばく露装置の詳細 | 25 cm² tissue culture flask kept in the incubator. The coils were also located in the incubator. |
Additional information | Sham exposures were performed in the same incubator but inside a µ-metal cylinder(30 cm long x 23.5 cm diameter) with AC MF 0.84 µT and static component 0.22 µT. Control sample separate incubator with ambient AC MF 0.36 µT and static MF 40.2 µT. |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 500 µT | peak | 測定値 | - | - |
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for 14 days |
ばく露の発生源/構造 |
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測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 500 µT | peak | 測定値 | - | - |
データは、どちらの細胞株においても、ばく露細胞と対照細胞で細胞表面の形態及び細胞死に変化はないことを示したが、MG-63細胞では、細胞の成長ならびにフィブロネクチン及びCD44発現に有意な変化が認められた。
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