海洋及び淡水環境中の送電用水中ケーブルの増加の結果、魚卵及び稚魚に対するケーブル近傍の磁界の悪影響のリスクが増加している。これは特に、発生後初期の発達中の特定の期間に水底に生息する生物種にとって問題となる。この研究は、ニジマス[Oncorhynchus mykiss]の卵及び稚魚を10 mTの静磁界及び1 mTの50 Hz磁界に36日間(卵の眼発生段階から孵化後約26日目)ばく露し、その影響を調べた。その結果、卵または稚魚の死亡率、孵化時期、稚魚の成長、または水底から稚魚が離れる時期に対する、静磁界または50 Hz磁界の有意な影響はなかった。但し、どちらの磁界も、卵黄嚢吸収率を高めた。また、直接的な磁界の影響とは関連しないが、水底を離れる時期までに卵黄嚢を吸収した稚魚は、最初に餌を摂取する際の効率がより低かった(即ち、体重増加が少なかった)。このことは、卵黄嚢吸収率に影響するプロセスの重要性を示すものである、と著者らは結論付けている。
周波数 |
|
---|---|
タイプ |
|
ばく露時間 | for 36 days (from eyed egg stage to approximately 26 days post hatching) |
ばく露の発生源/構造 | |
---|---|
チャンバの詳細 | eggs on perforated metal plates in glass tanks (25 L) |
Additional information | glass tanks were placed in coils; generators produced stable, uniform field throughout the volumes of the tanks; natural photoperiod was applied (12 h day/12 h night), water temperature was maintained at 9°C |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
磁束密度 | 10 mT | - | 測定値 | - | - |
周波数 | 50 Hz |
---|---|
タイプ |
|
ばく露時間 | for 36 days (from eyed egg stage to approximately 26 days post hatching) |
ばく露の発生源/構造 |
|
---|
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
磁束密度 | 1 mT | - | 測定値 | - | - |
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。