この研究は、悪性原発性脳腫瘍(MPBT)の化学的、物理的リスク要因を評価するため、フランス南東部の主要な脳腫瘍治療センタにおいて、2005年に新しくMPBTと診断された全ての患者を含む症例対照研究をパイロット研究として実施した。症例122名、年齢や性別および病院をマッチさせた対照122名であった。産業医が病院の中で全ての症例・対照と面談して、標準化質問票を使い、MPBTの疑わしいリスク要因(職業歴、職場および余暇活動での様々なばく露を含む)の情報を収集した。その結果、脳腫瘍の主要なリスク要因として特別な職業は確認されなかった;余暇活動での接着剤使用者での有意なリスク上昇(OR=17.58, 95% 信頼区間1.75-176.62)、携帯電話基地局近傍居住者での有意なリスク低下(OR=0.49,95% CI 0.26-0.92)が見られた、などの所見を報告している。
グループ | 説明 |
---|---|
参照集団 1 | 携帯電話使用:なし |
集団 2 | 携帯電話使用: < 4時間‐年 |
集団 3 | 携帯電話使用: 4 - 36時間‐年 |
集団 4 | 携帯電話使用: > 36時間‐年 |
参照集団 5 | 過去5年間のコンピュータを使ったレジャー作業:なし |
集団 6 | 過去5年間のコンピュータを使ったレジャー作業: < 5時間/週 |
集団 7 | 過去5年間のコンピュータを使ったレジャー作業: ≥ 5時間/週 |
参照集団 8 | 過去5年間のコンピュータを使った労働作業:なし |
集団 9 | 過去5年間のコンピュータを使った労働作業: < 4時間/週 |
集団 10 | 過去5年間のコンピュータを使った労働作業: ≥ 4時間/週 |
集団 11 | 電磁界への職業ばく露 |
集団 12 | マイクロ波周波数への職業ばく露 |
集団 13 | 電力線まで < 500mの距離に居住 |
集団 14 | 携帯電話タワーまで < 500mの距離に居住 |
症例 | 対照 | |
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適格者 | 162 | - |
参加者 | 122 | 122 |
携帯電話使用と脳腫瘍との関連は認められなかった。コンピュータ使用時の超低周波電磁界へのばく露は全体として関連を示さず、4時間/日未満の職業的使用のサブグループにおいてのみ、統計的に有意なリスク上昇が認められた。携帯電話基地局から500m未満の距離に住むことは、統計的に有意な脳腫瘍のリスク低下と関連していた。
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