この研究は、メスのウシを、電界磁界チャンバー内に置かれた木製の代謝箱の中に入れ、電界および磁界ばく露の影響を調べた。実験に用いたのは、8頭の多経産、乳の分泌なし、妊娠中のホルスタイン種の雌牛(妊娠198±35日、体重608±24kg)および7頭の、乳の分泌なし、妊娠なし、卵巣摘出された若年の雌牛(体重370±29kg)である。事前に、ウシのくも膜下にカテーテルを挿入した。妊娠中の牛と未経産の牛は同じ内容の実験を別々に試行した。各ウシは、30日間、電界と磁界(60 Hz、10 kV / m、30μT)の連続ばく露を受けた。血漿および脳脊髄液の採取は、ばく露前の3日間、ばく露期間の最後の3日間、およびばく露開始の5日後からの3日間収集した。血漿中および脳脊髄液中のCa, Mg, Cu, Zn, Fe, Mn, Na, P, Kの濃度を測定した。その結果、電界および磁界へのばく露は、血漿中ではMg濃度の低下、脳脊髄液中ではCaおよびP濃度の上昇とFeおよびMn濃度の低下をもたらした、と報告している。
8頭の妊娠したウシ及び7頭の断種したウシを連続的に30日間ばく露した。ばく露前の連続3日間、ばく露の最後の3日間、ばく露後5日目から3日間、血液サンプル及び脳脊髄液を採取した。カルシウム、マグネシウム、銅、亜鉛、鉄、マンガン、リン、カリウムの濃度を判定した。
周波数 | 60 Hz |
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タイプ |
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ばく露時間 | 30 days |
ばく露の発生源/構造 |
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測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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電界強度 | 10 kV/m | - | 測定値 | - | vertical field |
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