50Hzの電磁界にかなり長い期間にわたりばく露された27名の非喫煙架電線作業員、そして年齢・地域をばく露作業員とマッチさせた参照グループとして27名の非喫煙架電話線作業員の両方で、末梢血リンパ球中の染色体異常、姉妹染色分体交換(SCEs)、複製指数そして微小核形成の分析を行った。2グループの血液サンプルを収集、培養そして分析を平行して行った。2グループ間でSCEs、複製指数また微小核の分析で違いは観測されなかった。しかし、染色体型の破損を伴うリンパ球の平均の割合は参考の作業員に比べて(それぞれ0.44%, 0.70%)、架電線作業員(0.96%、1.41%)の方が高かった。過剰の異常細胞は若いころに喫煙をしていた架電線作業員に集中していた。以前の喫煙による交絡の影響により、解釈は多少複雑ではあるが、ここでの結果は50Hzの電磁界へのばく露が染色体破損のわずかな増加に関連していることを示唆している。
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