この研究は、8 mT、50 Hzの超低周波電磁界(ELF EMF)へのばく露が、成獣のオスとメスのマウスの記憶の固定に及ぼす影響を調べた。この目的のために、オス30匹とメス30匹のマウスを、オスのみの3群、メスのみの3群(3群は、ばく露群、擬似ばく露群、対照群)(各n = 10)に分けた。受動的回避タスクの訓練により、マウスは感電を回避するために小さなプラットフォーム上に留まることを学習する。学習セッションの直後に、ばく露群は8 mT、50Hzの正弦波磁界ばく露を4時間受けた。学習セッションの24時間後、動物を再び小さなプラットフォームに置き、記憶固定指数であるステップダウン潜時(台から降りる反応に移るまでの時間)を測定した。その結果、ばく露群でのステップダウン潜時は有意に低下した;このことは、8 mT、50 Hz EMFへの4時間のばく露が、オスとメスのマウスの記憶の固定に壊滅的な影響を与えたことを示唆する、と報告している。
雄マウス30匹及び雌マウス30匹を、2つのばく露群、2つの偽ばく露群及び2つの対照群に分けた(各n=10)。受動的回避試験の「学習セッション」の直後にマウスをばく露した。学習セッションの24時間後に試験を反復した。
ばく露 | パラメータ |
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ばく露1:
50 Hz
ばく露時間:
continuous for four hours
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Male and female mice were divided into six groups; the follwing groups consisted of each one male and one female group: i) exposure group ii) sham exposure group iii) control group
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for four hours |
ばく露の発生源/構造 | |
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ばく露装置の詳細 | characteristics of round coil: 1000 turns, copper wire (0,5 mm); dissipation of generated heat due to good ventilation in exposure area |
Sham exposure | A sham exposure was conducted. |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 8 mT | - | 校正 | - | at the center of the coil |
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