住居磁界ばく露が乳がんの発症率を増加させるという仮説をテストするために、症例-対照研究を行った。研究は、1960-1985年にスウェーデンで220-400KV送電線から300m以内に住んでいるヒトを対象に行った。症例699名の乳がんが女性に、9名が男性に特定された。女性1名の症例に対して1名の対照を、1名の男性に対して9名の症例をランダムに選択した。女性の症例のサブセットとしては、エストロゲン受容体情報を用いた。磁界のばく露評価は、診断前の送電線からの磁界を計算して求めた。計算値≧0.2uTでは、相対リスクは女性で1になり(95%CI:0.7-1.5)、男性では2.1(95%CI: 0.3-14.1)であった。診断時に50歳以下の女性で、相対リスクは1.8(95%CI: 0.7-4.3)であった。エストロゲン受容体陽性の乳がん女性では、ばく露のカットポイントを≧0.1uTとすると、相対リスクは1.6(95%CI: 0.6-4.1)であった。診断時50歳以上で、エストロゲン受容体陽性の女性は、相対リスクは7.4(95%CI: 1.0-178.1)であった。
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