この研究は、妊娠中のラット(全妊娠期間中の食餌は、地域基本食(RBD;低栄養食)あるいは標準カゼイン食)に、妊娠期間を通して1日2時間の60 Hz、3 μTの電磁界(EMF)ばく露を与え、ホルモンおよび代謝濃度の調節への影響を調べた。その結果、EMFばく露+RBD食群は、EMFばく露なし+RBD食群に比べ、グルコース放出の増加を示した;RBD食群は、カゼイン食群に比べ、インスリンおよびコルチゾールの血清レベル低下を示した;T3およびT4濃度には、各実験条件群の間で最も大きな変動が見られた;T4:T3比は、EMFばく露+RBD食群での値が、他の群に比べて約18倍大きかった、と報告している。
ブラジル国民が消費している地域の基礎食料(RBD)には、タンパク質、熱量、脂肪、ビタミン及びミネラルが不足している。RBDはブラジルの子どもに蔓延しているのと同様の栄養不足をラットに生じる。
妊娠ラット20匹を4群に分けた:A) 標準的な食料(ガゼイン、n=6);B) 標準的な食料及びばく露(n=4);C) RBD(n=6);D) RBD+ばく露(n=4)
ばく露 | パラメータ |
---|---|
ばく露1:
60 Hz
ばく露時間:
2 hr/day ( 1 in the morning and 1 in the afternoon) on 21 days (during pregnancy)
|
|
周波数 | 60 Hz |
---|---|
タイプ |
|
波形 |
|
ばく露時間 | 2 hr/day ( 1 in the morning and 1 in the afternoon) on 21 days (during pregnancy) |
ばく露の発生源/構造 |
|
---|---|
ばく露装置の詳細 | transformers placed under the polystyrene supports |
Sham exposure | A sham exposure was conducted. |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
磁束密度 | 3 µT | - | 測定値 | - | - |
RBDを与えたばく露ラットでは、RBDを与えた非ばく露ラットと比較して、グルコース放出が有意に増加した。RBDを与えたラットでは、ガゼインを与えたラットと比較して、インスリン及びコルチゾールの血清レベルが有意に低下した。トリヨードサイロニン及びサイロキシンの濃度は、全ての群間で大きな有意差が示された。RBDを与えたばく露ラットでは、他の全ての群と比較して、トリヨードサイロニンの濃度が最も低く、どちらのばく露群でも同様のサイロキシン濃度が示された。サイロキシンとトリヨードサイロニンとの関連は、RBDを与えたばく露ラットで最も強調された。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。