<目的> 電磁界により、Ca++輸送が影響されることがほぼ一致した実験結果として報告されている。さらにメッセンジャーRNAも影響されることが報告されている。本実験ではラット胸腺細胞を60Hz磁界に曝露し、Ca++流入とc-MYC mRNAを同じ細胞群から測定する <方法> SD系ラット胸腺リンパ球を用いた。60Hz 22mT(220G)、60分を曝露。mRNAはノーザンブロント法によった。 <結果および結論> 図2に示したように磁界に曝露した細胞ではCa++流入が有意に増大し、同時に測定したc-MYC mRNAも有意に増大した(図5)。Ca++流入の増加しなかった例では、c-MYCも増加しなかったことから、Ca++流入の増大が細胞内情報伝達系を活性化し、c-MYCを増加させたと推論される。
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