この研究は、人口ベースの標本集団(n=1,025, 年齢13-17歳)において、頭痛と電子メディア使用の関連を調査した。頭痛(偏頭痛、緊張性頭痛、分類不能の頭痛)は直近6ヶ月間、毎月少なくとも1回の体験が報告されたもの、メディア使用時間に関する情報は個人インタビューで取得した。年齢層、性別、家庭環境、社会経済状況について調整したロジスティック回帰モデルで分析した結果、音楽を聴くことと頭痛に統計学的に有意な関連がされたが、電子メディア使用とさまざまな頭痛には一貫した関連は見られなかったと報告している。
本研究は、子ども及び思春期層の安寧に対して無線周波電磁界へのばく露が及ぼすかも知れない影響についての疫学調査であるMobilEプロジェクトの一部である。
最近6か月間に少なくとも月に1回の頭痛を報告した思春期層を、頭痛の種類のより詳細な調査についてのアンケートへの回答に誘った。
グループ | 説明 |
---|---|
参照集団 1 | 日常的な携帯電話使用:全くなし |
集団 2 | 日常的な携帯電話使用: < 5分 |
集団 3 | 日常的な携帯電話使用: 6 - 15分 |
集団 4 | 日常的な携帯電話使用: 16 - 30分 |
集団 5 | 日常的な携帯電話使用: > 30分 |
タイプ | 値 |
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合計 | 1,025 |
思春期層の77%が携帯電話使用なし、またはほとんどなし(< 5分/日)と報告した。1025人の被験者のうち489人が頭痛を報告した。
携帯電話使用と頭痛との関連は認められなかった。著者らは、(音楽を聴くことと全体的な頭痛との関連は別として)電子メディアの使用と異なる種類の頭痛との一貫した関連は認められなかった、と結論付けた。
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