この研究は、50 μT、50Hzの磁界(MF)ばく露を受けたメスのラットで、乳房を含むさまざまな組織におけるODC活性が変化するか否かを調べた。化学発がん物質DMBA経口投与の有無別にラットを分けて、MFばく露を実施し、擬似ばく露群を対照とした。MFばく露は6週間継続した。その結果、MFばく露群では、乳腺組織におけるODCがおよそ2倍に上昇した;有意なODC増加は脾臓でも見られたが、肝臓、小腸、骨髄および耳の皮膚では見られなかった; MFばく露により乳房に生じたODC増加は、DMBA処置後に観察されたものと同じ大きさであった;DMBA+MFばく露群では、肝臓組織を除いて、DMBA投与単独群でのODCの増加よりさらに大きなものではなかった、と報告している。
4つの実験セットアップを実施した:対照(偽ばく露)、DMBA投与のみ、磁界ばく露のみ、DMBA投与と磁界ばく露の両方。DMBA(5mg)を毎週、総量が20mgになるまで経口投与した。50Hz/50µTの磁界ばく露を連続的に6週間実施した。
ばく露 | パラメータ |
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ばく露1:
50 Hz
ばく露時間:
24 h /day, 7 days per week for 6 weeks
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The rats were divided in 4 groups: Group 1: exposed to magnetic field with DMBA (dimethyl[a]anthtacene), Group 2: exposed to magnetic field without DMBA, Group 3: sham exposed with DMBA, Group 4: sham exposed without DMBA
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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ばく露時間 | 24 h /day, 7 days per week for 6 weeks |
Additional information | Details of cages and exposure system has been given recently: Luk, G.D., Hamilton, S.R., Yang, P., Smith, J.A., O'Ceallaigh, D., McAvinchey, D., and Hyland, J., (1986) Kinetic changes in mucosal ornithine decarboxylase acticity during azoxymethane-induced colonic carcinogenesis in the rat. Cancer Res., 46, 4449-4452. |
ばく露の発生源/構造 |
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チャンバの詳細 | Exposure chamber |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 50 µT | unspecified | 測定値 | cf. remarks | - |
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