この研究は、携帯電話の信号に敏感であることを自己申告する人々は、擬似信号または非パルス信号のばく露を受けた時よりも、パルスの携帯信号のばく露を受けた時の方が、症状が重くなるか否かをボランティア参加による二重ブラインド化・無作為化誘発実験で調べた。2003年9月から2005年6月の間、ロンドンのキングスカレッジのこの研究専用の実験室で実施された。参加者は、GSM携帯電話使用から20分以内に頭痛様の症状をしばしば体験すると申告した60人(敏感者群)およびそのような症状を申告しなかった60人(対照群)である。参加者は3つの条件のばく露を受けた:900 MHz GSM携帯電話信号ばく露、非パルスの携帯電話搬送波信号ばく露、および信号が存在しない擬似ばく露である。それぞれのばく露時間は50分間であった。ばく露の影響は主に頭痛の重症度(0-100の視覚アナログ尺度で回答させた)で評価した。その他に、6つの主観的症状の有無およびと信号が存在したか否かの自己判定を回答させた。その結果、頭痛の重症度はばく露中に増加し、ばく露終了直後に減少した;ただし、症状の重症度について、ばく露条件間に何らかの相違があるという強力な証拠は見つからなかった;また、ばく露両群の間に、ばく露条件による影響の差があるという証拠もなかった;敏感者群において、GSMばく露中に「信号が存在する」と思った人の割合は60 %、擬似ばく露中に「信号が存在する」と思った人の割合は63 %と同様であった;一部の参加者では重度の症状を引き起こすのに擬似ばく露で十分であったことから、心理的要因がこの状態を引き起こすのに重要な役割を果たす可能性がある、と報告している。
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60 "sensitive" subjects participated who reported often getting headache-like symptoms within 20 minutes of using a GSM mobile phone and 60 "control" participants who did not report any such symptoms. Participants completed visual analogue scale measures after 5, 15, 30, and 50 minutes of exposure and 30 min after the end of each exposure.
The data did not indicate that people with self reported sensitivity to mobile phone signals are able to detect such signals or that they react to them with increased symptom severity. As sham exposure was sufficient to trigger severe symptoms in some subjects, psychological factors may have an important role in causing this condition.