【目的】妊娠前、妊娠中に母親が磁界に職業的にばく露されていた場合、子供にがんのリスクが増加するという仮説を証明する。【方法】スウェーデンで2回の異なるセンサス直後に生まれた325, 635人の子供を基にコホート研究を行った。出産から14歳の子供を追跡調査し、がん症例はスウェーデンがん登録で確認した。センサス時の母親の職業上の肩書は、職業ごとの磁界の情報をまとめて、仕事-ばく露マトリックスにリンクさせた。ばく露されたヒトのガン発生率を、ばく露されていない群に対し、Cox比例ハザードモデルを使用して比較した。【結果】小児ガンと母親の職業上の磁界ばく露との関係は見つからなかった。父親のばく露と、小児刷白血病のリスクは、相対リスクが2.0(95% CI 1.1-3.5)が0.30μT以上のばく露で見られた。脳腫瘍のリスクは低下した(RR-0.5; 95%CI 0.3-1.0)。結論として、両親の職業上の磁界ばく露と小児の脳腫瘍リスク増加が見られたとする前回の結果を支持しなかった。小児白血病との関係は慎重に考慮する必要がある。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。