研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[歯髄幹細胞の生存率と増殖率に対する電磁界の影響] med./bio.

The effect of electromagnetic fields on survival and proliferation rate of dental pulp stem cells

掲載誌: Acta Odontol Scand 2020; 78 (7): 494-500

歯髄細胞は多能性間質幹細胞(MSC)の源の一つとして知られており、骨髄由来幹細胞(BMSC)と比較して、侵襲性がより低く、利用可能性がより高いプロセスで入手することができる。この研究は、ヒト歯髄幹細胞(hDPSC)の増殖率に対する超低周波(ELF)電磁界の影響を調べた。単巻変圧器、マルチメーター、ソレノイドコイルテスラメータおよびプローブを備えた装置で発生させた0.5および1 mTの50 Hz磁界に、細胞を20および40分間/日、7日間ばく露した。MTTアッセイ[訳注:メチルチアゾールテトラゾリウム(MTT)色素を用いた比色定量法。培養細胞の生存率増殖率の試験方法の一つ]およびDAPI検査[訳注:ジアミジノフェニルインドール(DAPI蛍光色素を用いた顕微鏡観察法]を用いてDPSCの成長および増殖を調べた。その結果、ELF磁界は1 mT、20分間/日のばく露増殖に対して最大の影響を生じた。対照群と比較して、全てのばく露群で生存率および増殖率が有意に高かった、と著者らは報告している。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露2: 50 Hz

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
波形
  • sinusoidal
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 0.5 mT - 校正 - -

ばく露2

主たる特性
周波数 50 Hz
波形
  • sinusoidal
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
  • E1と同じ装置
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT - 校正 - -

Reference articles

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
調査の時期:
  • ばく露後

研究助成

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