携帯電話から発せられる電磁放射は、アミノ酸神経伝達物質が介在する神経学的影響を生じるという仮説が提唱されていることから、この研究は、周波数1800 MHz、比吸収率(SAR)0.843 W/kg、電力密度0.02 mW/cm^2、217Hz変調の電磁放射が、幼若及び若齢成獣ラットの海馬、線条体及び視床下部におけるアミノ酸神経伝達物質(グルタミン酸、アスパラギン酸、ガンマアミノ酪酸、グリシン、タウリン、アミドグルタミン)の濃度に及ぼす影響を調べた。幼若及び若齢成獣ラットをそれぞれ対照群及びばく露群に割付、後者を電磁放射に1時間/日、1、2及び4か月間ばく露した。海馬、線条体及び視床下部におけるアミノ酸神経伝達物質を、高速液体クロマトグラフィーで測定した。その結果、電磁放射へのばく露は、幼若及び若齢成獣ラットの調査対象の脳領域におけるアミノ酸神経伝達物質に有意な変化を生じた。これは幼若ラットでより顕著であった、と著者らは報告している。[EMF-Portalによる注記:ばく露の詳細情報なし]
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