海馬

英語: hippocampus
ドイツ語: Hippocampus

解剖学。主に記憶に関連する脳の部位。形状の類似からタツノオトシゴの英語(Sea hourse、ギリシャ語ではHippokampus)が名前の由来である。また、形状が似ている古代エジプトの神アモンの角に由来した名前ももつ(アンモン角)。複雑に湾曲した構造をもち、大脳皮質の下方、左右の側頭葉のなかに位置する。歯状回とCA1、CA2、CA3、CA4の部位から成る。海馬は、嗅覚中枢の一部であり、辺縁系の一部を占める。また、数日から数週間の長期記憶の初期保存に必須である。アンモン角という言葉の用い方は、海馬の同意語として、または海馬の一部を表すためなど一貫性がない。

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