この研究は、高圧架空電力線の近くに住むことが早産のリスクを高めるかどうかを調べるため、コホート内症例対照研究で、2013-2014年の期間のロハニ病院(イラン)における自然早産の単生児135人、および、ランダムディジットダイヤリング法を用いて抽出した出生年と居住地が同じ対照の単生児150人を調査した。全ての症例および対照について、妊娠中の母親の居住地から最も近い高圧線までの距離を、ArcGISソフトウェアを用いて測定した。早産と母親の居住地から高圧線までの近接度との関連を調べるため、段階的多重ロジスティック回帰分析を用いた。その結果、高圧線から600m以内には28世帯、症例が20人(14.8%)、対照が8人(5.3%)いた。高圧線から600m以内に住んでいた女性における自然早産および先天性欠損症についての調整後のオッズ比(OR)は、それ以遠に住んでいた女性よりも高く、それぞれOR=3.28(95%信頼区間(CI)=1.37-7.85)およびOR=5.05(95%CI=1.52-16.78)であった。
グループ | 説明 |
---|---|
参照集団 1 | distance between maternal residence and power line: ≥ 600 m |
集団 2 | distance between maternal residence and power line: < 600 m |
症例 | 対照 | |
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合計 | 155 | 155 |
評価可能 | 135 | 150 |
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