<目的>50Hzの低周波電磁界曝露により免疫系に与える影響を明らかにするために正常ヒト由来末梢血単核球によるサイトカイン産成を検討した。 <方法>33歳正常女性より静脈血を採取し、単核球を分離し、1.5×10^6/mlの濃度でRPMI1640培地で71時間培養した。この間1、3、10、および30mTの電磁界に曝露し、10分間200gで遠心後、上清を用いてELISAにてIL-β、IL-2、IL-6、IL-10、IFN-γ、TNF-αを測定した。 <結果および結論>1)1mTおよび3mT、50Hzの電磁界曝露でIL-β産成は増加した(図1)。2)10mT、50Hzの電磁界曝露でIFN-γ産成は抑制された(図5)。3)1、3、10、および30mT、50Hzの電磁界曝露でTNF-α産成が抑制された(図6)。
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