<目的>電磁界がこう丸の内分泌機能に及ぼす影響については意見が分かれている。本実験においてはELF磁界に長期間曝露した場合の雄マウス生殖器系への影響を明らかにする。 <対象・方法>OF1系マウスに50Hz,15μT(rms)垂直磁界を親の代(6週令から)曝露し、仔が10週令に育つまで続けた。室温22.2c、自然光、曝露群と対照群はいずれも雄6匹、雌12匹からなる。仔が性成熟を迎える10週令で検索(Fig1)こう丸の組織学的検索及び血清テストステロン濃度測定 <結果及び結論>Table1,Fig2に示されてあるようにこう丸の大きさ、重量が対照群に比べて有意に増加している。また血清テストステロン値は曝露群で有意に増加している(Fig3)。Katoら(1994)がテストステロン値に差がみられなかったのは曝露期間の差によるものであろうとコメントしている。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。