【目的】ラットへの静磁界(SMF)とセレン(Se)の共ばく露が、抗酸化物質ビタミンA、Eのレベル、およびその他の酸化ストレスパラメータに与える影響を評価すること。方法と【結果】オスの成獣ラットへの一様なSMFの亜急性ばく露(128 mT、1時間/日、5日間連続)は、血漿中の過酸化脂質還元酵素(グルタチオンペルオキシダーゼ)活性を上昇させ(+35%)、α-トコフェロール(-67%)及びレチノール(-41%)レベルを低下させた。SMFは血漿中のチオバルビタール酸反応種(TBARs)、総チオール基、セレン濃度を変化させなかった。セレンの亜急性投与(Na2SeO3、0.2 mg/L、30日間連続、経口投与)は、SMFばく露を受けたラットの全抗酸化能を改善した。【結論】SMFの亜急性ばく露は酸化ストレスを誘導し、その酸化ストレスはセレン事前投与により防止されるかも知れないことを実験により示した。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。