この研究は、磁気治療に利用されるレベルの超低周波磁界(40 Hz、7 mT)が、治療時間にしたがって、心筋での活性酸素種生成および血漿の抗酸化能力に影響を与えるか否かをラットで調べた。第I群(擬似ばく露)、第II群(1日30分のばく露)、第III群(1日60分のばく露)はばく露終了直後に、麻酔下で、尾静脈から採血と心臓摘出を行い、酸化ストレスパラメータを評価した。その結果、第II群では、心筋のチオバルビツール酸反応性物(TBARS)、過酸化水素(H2O2)、総遊離-SH基、還元型グルタチオン(GSH)、血漿の総抗酸化能力に有意な変化は見られなかった;それに対し、第III群では、心筋のTBARSおよびH2O2レベルが有意に上昇、GSHおよび総遊離-SH基レベルが低下し、さらに血漿の抗酸化能力の低下した、と報告している。
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