この研究は、携帯電話の使用とブドウ膜黒色腫のリスクとの関連を評価した症例対照研究である。デュースブルグ=エッセン大学で459人のブドウ膜黒色腫症例を収集した。症例455人については、一般人口からの対照827人が症例とマッチされた選出された。症例133人については180人の眼科での対照が選出され、症例187人については187人の兄弟対照が選出された。質問票により携帯電話の使用について調査し、条件付きロジスティック回帰によりブドウ膜黒色腫のリスクのオッズ比(OR)と95 %信頼区間(95 %CI)を推定した。その結果、ブドウ膜黒色腫のリスクは、携帯電話の通常的使用と関連しなかった(一般人口対照の場合、OR = 0.7、95 %CI = 0.5 - 1.0;眼科対照の場合、OR = 1.1、95 %CI = 0.6 - 2.3;兄弟対照の場合、OR = 1.2、 95 %CI = 0.5 - 2.6);ばく露の累積的尺度においてはいかなる傾向も観察されなかった;結論として、著者らの先行研究の結果(携帯電話の通常的使用者群におけるブドウ膜黒色腫のリスク上昇)は再確認されなかった、と報告している。
携帯電話使用とぶどう膜メラノーマのリスクとの関連を調査するため、ドイツにおいて症例対照研究を実施した。先行研究(publication 5146)の知見を再評価すべきである。
携帯電話の定常的使用は、少なくとも6か月にわたって少なくとも週に1回と定義した。
グループ | 説明 |
---|---|
参照集団 1 | 携帯電話使用:なし |
集団 2 | 携帯電話使用:散発的 |
集団 3 | 携帯電話使用:定常的 |
参照集団 4 | 累積使用年数:なし |
集団 5 | 累積使用年数:散発的 |
集団 6 | 累積使用年数:定常的、≤ 4年 |
集団 7 | 累積使用年数:定常的、5 - 9年 |
集団 8 | 累積使用年数:定常的、≥ 10年 |
参照集団 9 | 累積通話件数:なし |
集団 10 | 累積通話件数:散発的 |
集団 11 | 累積通話件数:定常的、≤ 1176 |
集団 12 | 累積通話件数:定常的、> 1176 - ≤ 4350 |
集団 13 | 累積通話件数:定常的、> 4350 |
参照集団 14 | 累積使用時間:なし |
集団 15 | 累積使用時間:散発的 |
集団 16 | 累積使用時間:定常的、≤ 44時間 |
集団 17 | 累積使用時間:定常的、> 44 - ≤ 195時間 |
集団 18 | 累積使用時間:定常的、> 195時間 |
参照集団 19 | 参照日の≥ 5年前の定常的使用:なし |
集団 20 | 参照日の≥ 5年前の定常的使用:あり |
参照集団 21 | 参照日の≥ 10年前の定常的使用:なし |
集団 22 | 参照日の≥ 10年前の定常的使用:あり |
症例 | 対照 | |
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適格者 | 486 | - |
参加者 | 459 | 1,194 |
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