携帯電話基地局の設置がますます増大するにしたがって、無線周波数放射の健康影響可能性に関する疫学研究への需要はますます高まっている。そのような研究の方法論的課題について、無線周波数工学/ドシメトリおよび疫学の分野の研究者からなるパネルにより厳密に評価がなされた。これまでの研究の長所、短所が確認された。様々な結果を示した疫学研究に関して、ドシメトリの概念およびばく露評価を決する側面が評価された。原則的には、基地局疫学研究は実行可能性があると結論される。しかし、関連する全てのRF発生源からのばく露への寄与を考慮に入れるべきである。これに適用するばく露評価方法を試験的に使って、有効性を確認しなければならない。QOLに関連する、生理学的または健康への短期から中期の影響は、コホート研究で最もよく調べることが出来る。長期影響については、高度ばく露の可能性がある集団を同定することがまず必要である。急性影響について推奨されるアプローチは、ヒトを対象とした実験室研究である。
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