<目的>トランジェントを生じる間欠的磁界ばく露が乳腺腫瘍にプロモーション作用があるか否かを研究する。 <対象・方法>52日齢のSprague-Dawley雌ラットを用いた。全部で180匹のラットを表1に示すように3群に分けた。磁界は0.25mT及び0.5mTの強さを15s on/15s offのスケジュールで8:00-11:00及び14:00-16:00(週末は8:00-11:00のみ)、21週間ばく露した。2日に1回ラットを触診し、大きさを計測した。動物が死亡した時及び22週間目ですべてを解剖して病理検査をおこなった。 <結果・結論>ラットの死亡の経過は図1に、腫瘍発生ラットの累積数が図2、表2に示され、累積腫瘍数が図3に示されている。磁界ばく露のプロモーション作用はみられなかった。
(英文不記載)
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | intermittent, 15s on/off, 19 h/day (weekdays), 21 h /day (weekends), for 21 weeks |
ばく露の発生源/構造 |
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測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 250 µT | unspecified | 測定値 | - | - |
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | intermittent, 15s on/off, 19 h/day (weekdays), 21 h /day (weekends), for 21 weeks |
ばく露の発生源/構造 |
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測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 500 µT | unspecified | 測定値 | - | - |
52日齢のラットに1匹当たり7mgのDMBAを単回投与し、7日後に磁界ばく露を開始し、21週続けた。
腫瘍のある動物または腫瘍の総数のいずれにも、統計的有意差は認められなかった。0.25mTにばく露された動物では、腫瘍の総重量と腫瘍の体積が僅かに増加したが、これらの知見は統計的に有意ではなかった。
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