<目的>cytokinesis-blocked微小核分析法を用いて直流磁界ならびに商用周波数の電磁界に曝露した細胞における電離放射線誘発遺伝子毒性の増強効果を検討する。 <方法>ラットの気管上皮細胞を60Coγ線(0.2および6Gy)に照射後、一様なシヌソイダルの50Hz磁界(flux density; 100μTrms)及び水平、垂直方向の対をなすヘルムホルツコイルから生じる人工的地磁気様磁界下において24時間培養した。 <結果>電磁界はラットの気管細胞株における微小核誘導に対する直接的な有意の影響は示さなかった。しかし、6Gyのγ線と磁界に曝露した細胞では、γ線照射単独の場合に比べて2核を持つ微小核細胞頻度の増加が認められた。
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