この研究は、意識のあるマウスの細動脈径をモニタすることにより、微小循環に対する超低周波電磁界(ELF-EMF)の生物学的影響をインビボで調べた。血管径の測定はELF-EMFばく露中からばく露後までの33分間連続で実施され、389ミリ秒ごとに血管径が計算された。背側皮膚透明窓(DSC)を用い、FITC-デキストラン250 kDaの尾側静脈注射後、微小血管系(初期細動脈径45〜80 μm)を生体顕微鏡で検査し、ビデオ画像を33分間記録した。エッジギャップ検出アルゴリズムを用い、高速デジタルマシンビジョンシステムCV-2100によるオンライン分析によって、細動脈の直径を連続的に測定した。血管径は血管運動と称される律動的な変動を示すので、微小循環活動の推定するために、生データを用いて血管運動の周波数分析(血管運動の測定周波数は0.008 - 0.1Hzの範囲であった)を行い、また、1分間ごとの平均血管径での評価を行った。ELF-EMFへの反応の結果としての平均血管径の可能な変化を評価するために、ばく露前、ばく露/擬似ばく露、ばく露後についてこれらの値を比較した。その結果、ばく露前に比べ、EMFばく露およびばく露後において、細動脈の直径は有意に増加し、その変化はばく露後の方が大きかった;微小血管系の血管拡張は、16 Hz EMFばく露中およびばく露後において、擬似ばく露に比べ有意に大きかった、と報告している。
周波数 | 10 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for 10 min |
ばく露の発生源/構造 |
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ばく露装置の詳細 | An acrylic restrainer with experimental animal in prone position was placed on the observing stage of a fluorescence microscope. The electromagnet was placed on a mobile basement which was positioned over the acrylic observation stage of the microscope (160 x 160 x 5 mm). The animals were located in the center of maximal EMF flux density. |
Additional information | The experiments consisted of three observation periods , the first 3 min consisted of a pre-exposure period, followed by 10 min of sham or real exposure period and a post exposure period of 20 min. The steel bar of the exposure device was covered by a silica iron laminated alloy to prevent heat transfer due to eddy currents. |
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 28 mT | effective value | 測定値 | - | - |
周波数 | 16 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for 10 min |
ばく露の発生源/構造 |
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測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 28 mT | effective value | 測定値 | - | - |
周波数 | 50 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for 10 min |
ばく露の発生源/構造 |
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測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
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磁束密度 | 28 mT | effective value | 測定値 | - | - |
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