この研究は、電磁界(電界強度20 V / m、f = 50 Hzおよび磁界強度2 A / m、f = 50 Hz)へのばく露が、ヒト血漿中のビタミンA、ビタミンE(アルファトコフェロールおよびガンマトコフェロール)、およびセレン(これら3つは非酵素的抗酸化物質を代表する)の濃度に与える影響の有無を、このような電磁界ばく露を経験している鉄鋼労働者コホートで調査した。コホートは就労年数によって次の3群に分けた。グループ1:3年未満の労働者、グループ2:3〜10年間、グループ3:10年以上である。分析の結果、3つの群で、血漿ビタミンA、アルファ、およびガンマトコフェロール濃度は有意に低下していた;グループ2および3において、血漿セレン濃度の顕著な上昇が見られた、と報告している。
ばく露の発生源/構造 |
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ばく露装置の詳細 | Steelworkers (men only) who worked in a tool shop and heavy processing shop, where two induction heaters were located |
データは、全てのばく露群における統計的に有意な血漿中のビタミンA、 α-及びγ-トコフェロール濃度の減少、ならびに、グループ2及び3における血漿中のセレン濃度の顕著な増加を明らかにした。これらの変化は、調査した電磁界が製鉄所作業員のフリーラジカルプロセスの活性の上昇を生じたことを示唆している。
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