[電磁界ばく露による健康悪化の症状:アンケート調査] basics

Symptoms of ill health ascribed to electromagnetic field exposure--a questionnaire survey

掲載誌: Int J Hyg Environ Health 2004; 207 (2): 141-150

2001年6月から電磁界EMF)へのばく露による健康悪化の苦情を訴えている人々にアンケートが配布された。調査の目的は、苦情の懸念を理解すること、問題の手掛かりをつかむこと、問題解決手段の講じることである。しかし、EMFと症状との因果関係を確立することは意図していない。一年以内に429のアンケートが集められ、そのうち394人が症状を訴えていた。平均年齢は51歳で57%が女性である。スイスの平均人口と比べ、年配者、高い教育レベル、既婚であった。平均2.7の異なる症状が報告された。睡眠障害(58%)、頭痛(41%)、神経またはストレス障害(19%)、疲労(18%)、集中力欠如(16%)が主な苦情であった。不安を訴えるヒトは主に携帯電話基地局(74%)との関係が多く、次いで携帯電話(36%)やコードレス電話(29%)、送電線(27%)であった。ある特定の発生源と関係する症状は特定できなかった。85%の人が症状の回復ができなかったので、公共機関の支援を受けたいるが、満足していない。苦痛の3分の2は症状を減らす処置が取られた。もっとも見られる対策はばく露をなるべく避けることである。屋内での発生源を取り外したり電源を切るようなことが最も効果的だと判断された。

ばく露

研究助成

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