この研究は、自宅睡眠における睡眠アウトカムに、連続的な60 Hz磁界の夜間ばく露が影響するか否かを調べた。無作為化クロスオーバー試行により、介入(環境レベルより0.5 - 1.0 μT高い0.41 - 1.21 μT)と環境レベル(0.001 - 0.50 μT)の2つの磁界条件でそれぞれ5夜連続測定を行なった。被験者はワシントン州シアトル地域に住む20〜40歳の女性で、月経周期が規則的であり、経口避妊薬を服用しておらず、前年中の授乳歴、妊娠歴はなかった。研究期間は、2001年3月から9月であった。睡眠アウトカムはアクチグラフィーで測定された。結果として、睡眠アウトカムには、介入期間と環境磁界レベル期間の間で有意差はなかった、と報告している。
2回の5夜測定期間に女性を調べた:1) ばく露(0.41-1.21µT);2) 偽ばく露(環境磁界レベル、0.001-0.50µT)。19人の被験者が1回、58人が両方の測定期間を終えた。被験者は年齢20-40歳、月経周期が定期的で、経口避妊薬を服用しておらず、前年に授乳または妊娠していなかった。月経周期の黄体形成ホルモンの急増の2日後に、両方の測定期間を開始した。
周波数 | 60 Hz |
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タイプ |
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波形 |
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ばく露時間 | continuous for 5 nights |
ばく露の発生源/構造 |
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ばく露装置の詳細 | exposure directed at the center of the pillow |
Sham exposure | A sham exposure was conducted. |
偽ばく露(環境磁界)の際、被験者は平均で6時間58分眠り、睡眠効率は88.3%であった。ばく露期間には、平均で7時間1分眠り、睡眠効率は88.4%であった。ばく露と偽ばく露で睡眠のアウトカムに有意差はなかった。
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