研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[電磁界への職業ばく露と急性白血病:症例対照研究での分析] epidem.

Occupational exposure to electromagnetic fields and acute leukaemia: analysis of a case-control study

掲載誌: Occup Environ Med 2003; 60 (8): 577-583

磁界職業ばく露した可能性がある1991年から1996年に急性白血病診断された対照764名と性別、年齢が合致した1510人の症例で調査した。職業ばく露のマトリクスは、対象者が磁界ばく露されたかどうかの確認には、自己報告された雇用歴を適用した。磁界ばく露された可能性のある対象者は、ばく露されていないと思われるヒトに比べて、急性白血病リスクの増加はなかった。一般に性別、白血病タイプ、ばく露または職業を辞めてからの年数など、層別で調べても何の関連も見られなかった;ばく露年数の増加に関連した量-反応関係の証拠はなかったが、ばく露されていないと考えられる女性に対して、職場ばく露したと考えらる女性はリンパ芽球白血病が増加していた。症例-対照に基づくこの調査は、磁界への職業ばく露と急性白血病との関連を支える証拠を少しも見出さなかった。女性の間で急性リンパ芽球性白血病の多さが見られながらも、磁界への職業ばく露が原因であるというわけではないようである。

ばく露

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