国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は4年毎に委員を選出します。IRPAの各国学会、IRPA理事会ならびに国際および各国の放射線防護当局に依頼した候補者の推薦募集を受けて、2023年11月20~22日にスイス・バーゼルで開催されたICNIRPの年次総会で選挙が実施されました。
(2023年8月7日付の新着記事をご参照ください。)
ICNIRPの2024~2028年の任期の委員会の構成は以下の通りです。
平田晃正(議長)、Ken Karipidis(副議長), Young Hwan Ahn, Nigel Cridland, Frank de Vocht, Anke Huss, Ilko Ilev, Jens Kuhne, Ilkka Laakso, Isabelle Lagroye, Alberto Modenese and Gunnhild Oftedal.
より詳細な情報は、 ICNIRPのウェブサイトをご覧ください。
生体電磁気学の国際会議 ”BioEM 2024" が2024年6月16~21日にギリシャ・クレタ島のハニアで開催されます。
プラットフォーム発表およびポスターセッション用のアブストラクトの募集が開始されました。
より詳細な情報は、BioEM 2024のウェブサイト をご覧ください。
保健・環境・新興リスクについての科学委員会(SCHEER)は、欧州委員会からの要請を受けて、電磁界ばく露の潜在的健康影響についての予備的意見書:1 Hzから100 kHzの間の周波数に関する最新情報を採択しました。
この意見書について、科学界および利害関係者からの意見集約のために公開協議が開始されました。関心のある利害関係者は、科学的証拠についてのコメントを2024年1月2日までにオンラインで提出することができます。
より詳細な情報は、SCHEERのウェブサイトをご覧ください。
生体電磁気学についての第10回国際講習会 “A. Chiabrera” が、2024年4月6~12日にイタリアのエリーチェで開催されます。「電磁界と健康‐疫学的アプローチ」と題するこの講習会は、国際学会BioEMとの共同開催で、欧州委員会の「電磁界と健康についての研究クラスター(CLUE-H)」との協業の一部として開始されました。この講習会は、ばく露評価や潜在的健康影響といった、このトピックについての重要な側面に焦点を当てていて、これにはばく露の誤分類、生物学的相互作用およびメカニズム、リスク認知、プラネタリーヘルス、証拠の合成、ガイドライン策定が含まれます。
より詳細な情報は、講習会のウェブサイトをご覧ください。
femu と共著者らによる論文「交流‐直流ハイブリッド電界のヒトの知覚における直流成分の役割ならびに交流成分との比較」が、学術誌 Scientific Reports に掲載されました。この研究は、同じ鉄塔への高圧交流(HVAC)および高圧直流(HVDC)架空電力線の両方の新規架設に動機付けられたものです。この研究は、 femu の先行研究論文(Jankowiak他、2021 および Kursawe他、2021)に基づき、Jankowiak他、2022 を拡張したものです。
その目的は、交流‐直流ハイブリッド電界のヒトの知覚における直流成分の役割を調べることでした。このため、直流成分の僅かなばらつきと、異なる交流電界を組み合わせたデザインを用いて、高い検出能力を有する参加者49人を調べました。
この論文は、 EMF-Portal、Pubmed および Scientific Reportsのウェブサイト(オープンアクセス)から入手可能です。
フリブール大学家庭医学研究所は、スイス連邦環境局(FOEN)を代表して、非電離放射線についてのスイス医療カウンセリングネットワーク(MedNIS)を開設しました。このネットワークの目的は、日常生活における電気や電波利用からの非電離放射線が原因とされる体調不良に苦しんでいる人々に対し、より良い医学的助言を提供することです。電磁過敏症の人々は、家庭医と相談して、特別に訓練を受けた専門家によるカウンセリングを受けることができるようになりました。
更なる情報は、MedNISのウェブサイト ドイツ語、フランス語、イタリア語)をご覧ください。
国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、2024~2028年の任期のメンバー候補者の募集を開始しました。締切は2023年9月25日です。
募集手続きについての更なる情報は、ICNIRPのウェブサイト(英語)をご覧ください。
世界保健機関(WHO)は2023年6月26~28日、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)、国際放射線防護委員会(ICRP)、国際労働機関(ILO)、および国際放射線防護学会(IRPA)との合同会議をドイツのミュンヘンで開催しました。その目的は、放射線防護のアプローチと体系の相互理解を促進し、継続的な協業の可能性を探求することでした。
より詳細な情報は、WHO および ICNIRPのウェブサイトをご覧ください。
生体電磁気学の国際学会BioEMは、低・中所得国 および 高所得国 の学生または初期段階の研究者の短期ミッション(STM)についてのアブストラクト募集を開始しました。 募集期間は2023年9月15日から2023年10月31日です。
応募手順についてのより詳細な情報は、BioEMのウェブサイト をご覧ください。
電気と移動通信のためのスイス研究財団(FSM)は2023年に、電気と移動通信の分野における社会基盤の受容性についての疑問に関する研究プロジェクトに対し、合計100,000スイスフラン(CHF)を助成します。関心のある研究者は、2023年8月11日までに事前提案書を提出してください。
より詳細な情報は、FSMのウェブサイト をご覧ください。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。