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海洋レーダ

分類:
レーダシステム
同義語:
船舶レーダ
説明:

海洋レーダは航路上の船舶の調査に用いられる。最も単純なものは、船壁で反射されるような電波を発射する一次レーダシステムである。用いられる周波数帯は、Lバンドの1 GHz - 2 GHz、Sバンドの2 GHz - 4 GHz、Xバンドの8 GHz - 12 GHzである。

周波数範囲:
  • 1.55–1.65 GHz (L バンド)
  • 3.02–3.1 GHz (S バンド)
  • 3.1–9.45 GHz (SおよびX バンド)
電磁界の種別:
電磁界

測定値(文献に拠る)

民間利用
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電力密度 3.07 W/m² (最大値) - レーダ操作者の職場 [1]
電力密度 10 W/m² (最大値) - 距離 100 m [2]
電力密度 59 mW/m² (平均値, 測定値) - レーダ装置:Decca RM-316 [3]
電力密度 61 mW/m² (平均値, 測定値) - レーダ装置:Konel KRA-221 [3]
電力密度 70 mW/m² (平均値, 測定値) - レーダ装置:Decca Super 101 [3]
SAR 0.679 mW/kg (最大値) - レーダ操作者の職場 [1]
軍事利用
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
電界強度 15 V/m (最大値) - 送信出力125 W、高速巡視船の上甲板船橋 [4]
電界強度 168 V/m (最大値) - 送信出力125 W、後甲板 [4]
電界強度 297 V/m (最大値) - 送信出力125 W、高速巡視船の上甲板船橋 [4]
磁界強度 0.043 A/m (最大値) - 送信出力125 W、高速巡視船の上甲板船橋 [4]
電力密度 2.4 mW/m² (最大値) - 高速巡視艦の艦橋の 9.1 GHzの武器監視レーダ [4]
電力密度 16 mW/m² (最大値) - 高速巡視艦の艦橋の9.4 GHzナビゲーション・レーダ [4]
電力密度 3.07 W/m² (最大値) - レーダ操作者の職場 [1]
SAR 0.679 mW/kg (最大値) - レーダ操作者の職場 [1]

参考文献

  1. Garaj-Vrhovac V et al. (2011): [海洋レーダ装置からのパルスマイクロ波放射に職業上ばく露された要員での細胞遺伝学的損傷および酸化ストレスの評価]
  2. Jokela K et al. (1999): [職場内RFばく露]
  3. Allen SG et al. (1994): [提出されたCEC物理因子指令を考慮した光放射および電界と磁界への職業ばく露のレビュー:NRPB·R265]
  4. Baste V et al. (2010): [ノルウェー海軍の高速巡視艇上での無線周波ばく露:ばく露量評価のためのアプローチ]